「波」にはどんな特別なことが起こるか

 

波には、モノにあたって反射(はんしゃ)したり、さえぎる位置にあるモノの後ろにまわりこんだり、複数(ふくすう)の波がぶつかりあうときに強めあったり弱めあったりする、性質(せいしつ)がある。たとえば最後の「弱めあう」性質をうまく使ったのが、ヘッドホンなんかに使われている音波の「ノイズキャンセリング」の技術だね。

電波は、金属のように電気を通しやすいものにぶつかるとよく反射するんだ。またそれほどではないが水面や地面、山などに当たっても反射するよ。建物のなかに入ると携帯電話がうまく通じなくなったりすることがあるのは、そのためです。でもビルでさえぎられていても、ほかのビルに反射したり、周波数によってはそのビルに沿って建物の裏にも電波が回り込んだりすることがあるので、届くこともある。

ただ、できるだけ電波の通りをよくしようとすると、「届けたいところから届けてほしいところまでが見通せる」位置(いち)にいることが大事になる。後で説明する「アンテナ」(世界で一番高い位置にあるのがスカイツリーのアンテナだ)が高い位置に付けられているのが多いのはそのためなんだ。