電波は「ある範囲の周波数の電磁波」を使っている

 

では実際に、どんな周波数の電磁波を電波として使っているかをみてみよう。周波数や波長によって波の性質がちがってくることを利用して、いろいろな種類の電波をいろいろな用途(ようと)で使っているんだ。

電波は周波数(波長)で区切って、「極(ごく)超(ちょう)長波(ULF)」「超長波(VLF)」「長波(LF)」「中波(MF)」「短波(HF)」「超短波(VHF)」「極超短波(UHF)」「マイクロ波(SHF)」「ミリ波(EHF)」といったように分類されています(図2)。

 

図2

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周波数や波長が違うと、電波には次のような性質のちがいが出てくるんだ。

波長が長い(周波数が低い)と…

・電波は障害物(しょうがいぶつ)の裏側(うらがわ)にもまわりこみやすいし、地表にそって伝わったり、上空の「電離層」(でんりそう)に反射して遠くまで届いたりする

・その電波をつかまえるためのアンテナは大きく(長く)なる

・電波に多くの情報をのせることはむつかしい

波長が短い(周波数が高い)と…

・電波はまっすぐ進む性質が強くなり、障害物に反射しやすくなる

・電波は見通せる距離にあるところにしか届かないことが多い。でも「電離層」をつきぬけるので衛星通信(えいせいつうしん)ができる。

・アンテナが小さく(短く)なるので、小型のものが作りやすい

・電波に多くの情報をのせることができる

こんな性質を使って、図3にあるような電波の使いわけをしているのです。

 

図3

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