電磁波、光、放射線

 

電波は見たりさわったりできないけれど、私たちのまわりでたくさん飛び交っているよ。

電波が生まれるもとは「電気」。電気にはプラスとマイナスがあるよね。じつは家庭に来ている電気は、1秒間にプラスとマイナスが東日本だと50回(西日本だと60回)、時間とともに入れかわりながら流れています。こんふうに「入れかわり」が起こるたびに、ふしぎなことに、電線のまわりから、磁石(じしゃく)の力が働く空間「磁場」(じば)と電気が働く空間「電場」(でんば)がかわるがわるに発生して、まわりの空間に、目に見えない「波」として広がっていくんだ(これを「電磁波」(でんじは)といいます)。

そのスピートはなんと「光」と同じで、1秒間に30万キロメートルも進むんだ。これまたふしぎなことなのだけれど、目に見える光も、そして目に見えない「放射線」(ほうしゃせん)―レントゲンなんかにも使われているものがあるよね―も、そして今のべた「電磁波」も、じつはひとつながりの「波」なのだ。さっき述べた「入れかわり」の激(はげ)しさが1秒間に発生する波の個数(周波数(しゅうはすう)というよ)を決めているんだけれど、放射線ではそれがうんと大きく、その次に光が来て、そしてその次に電磁波となるのです。