ラジオ番組での話し方

ラジオ番組で話す時は、友達や家族との会話とは少し違う配慮(はいりょ)をする必要がある。特に、ラジオでは、伝えたいものや番組に出演してくれたゲストの紹介など、すべての情報(じょうほう)を言葉だけで伝えなければいけない。そのためにはどんな風に話せばいいか?進行別に見ていこう。

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レバーを上げるとマイクのスイッチがオン!さあ、いよいよしゃべる時がきたぞー

 

●オープニング

 

オープニングは、リスナーに「聴こう!」という気持ちになってもらうためにも大切な部分。番組のイメージに合ったテーマ音楽と、番組名をはっきり伝える「タイトルコール」で番組の雰囲気(ふんいき)を表現してから、オープニングトークで番組の内容や出演者の人柄(ひとがら)を伝えるんだ。

 

●天気予報、ニュース

 

天気予報やニュースなどの「公共性(こうきょうせい)の高い情報(じょうほう)」は、個人の感情(かんじょう)で雰囲気(ふんいき)を左右しないことがのぞましいんだ。たとえば、「雨が降るでしょう」と読む場合を考えてみよう。ある人は雨が降ると面倒でイヤかもしれないけれど、別の誰かは雨が降るとうれしいかもしれない(農家の人とかね)。そしてそれは、読み手の感情(かんじょう)とは関係ない話なんだ。だから、感情移入(かんじょういにゅう)せずに読むことを求められるよ。ニュースのアナウンサーを参考にしてみよう。

 

●曲の紹介

 

曲紹介は曲の前や後にアーティスト名と曲のタイトルをシンプルに紹介。曲のイントロ部分の秒数に合わせた長さで行うことが多いよ。イントロが長い曲なら、番組宛(ばんぐみあて)のメールアドレスを紹介することもある。曲を聴きながらメールを書いてくれるリスナーもいるからね。

もし間違えてしまっても、素直(すなお)に謝(あやま)りまちがいを正せば大丈夫。ただし、番組が楽しい話題で気楽な雰囲気(ふんいき)だったとしても、謝(あやまる)るときは普段(ふだん)の生活とおなじく誠意(せいい)をもってきちんとていねいにお詫(わび)びしよう。

 

●リスナーからのメールの読み方

 

メールを読むことによって話題がふくらんだり、それに反応(はんのう)して他のリスナーからもさらにメールがきたりと、番組が盛り上がる要素のひとつ。でも、いくつか注意点があるぞ。

 

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・名前はラジオネームで紹介し、本名が書かれていてもそれは読まないようにしよう。

・メールアドレス、ケータイ番号、住所などの個人情報(こじんじょうほう)は、書かれていても読まない。

・他のリスナーが聴いていてイヤな気持ちになりそうな部分はカットしよう。

・長いメールは要点(ようてん)をまとめてみじかめに。

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メールと一緒に画像を送るとさらに盛りあがるぞ!

 

●ゲストとの会話

 

ゲストとは、事前(じぜん)に打ち合わせをしておくことが重要(じゅうよう)だよ。ゲストには、リスナーに知らせたい情報(じょうほう)がある場合がほとんどなので、その内容をしっかり把握(はあく)しておこう。例えば、舞台上演(ぶたいじょうえん)やイベント開催(かいさい)、コンサートやCD発売のお知らせ、などがよくある内容だ。打ち合わせでは、日時や場所などの情報(じょうほう)もしっかり確認しておこう。さらに、ゲストは慣(な)れないスタジオの環境(かんきょう)で緊張(きんちょう)する場合が多い。打ち合わせで会話をかわしておくことによって、おたがいの緊張(きんちょう)もほぐれるよ。

本番が始まったら、ゲストの名前や紹介する内容などをしっかり伝えて、進行が止まりそうになったら、打ち合わせのメモなどを参考(さんこう)にフォローをしよう。また、最後の締(し)めくくりでもう一度、ゲストの名前やイベント名などをくりかえすと、リスナーにきちんと伝わるぞ。

 

●全体を通しての言葉づかい

 

ラジオは、誰が聴いているかわからない。どんな人が聴いてくれているのかを想像しながら、その人に語りかけるように話すことはとても大事だ。でも、誰に対しても失礼にならないように、目上の人に話しかけているつもりで、ていねいな言葉づかいをする方が好ましいよ。